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蒼の髪と銀の雨

PBW・シルバーレインのキャラクター、「巫名・芹(b40512)」のブログです。 後ろの人の代理人(A)との対話や、SS、RP日記などを書き連ねて行きます。最新記事は右側に。シリーズごとのssはカテゴリに。雑多なものはそれぞれカテゴリにちらばっています。                                                                                                       ―― 一人の努力で、なにものにも耐える礎を築けるだろう。しかし、誰かと共にあれば、その上に揺るがぬモノを建築できるのだ。…しかも楽しい――「音楽の先生」

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音切奏(おとぎりそう)/刺突剣

◆音切奏(おとぎりそう)
 蒼色の刺突剣。刺突向きながら強靭かつしなやかに作られ、斬撃や魔術用途にも高い適性を示す。
 長さは1mほどで体格に対しやや長いものの、軽量と魔術付与から来る素直な取りまわし、そして刺突に向くという特性が重なった結果、武器としてのリーチと狭所での取り回しを両立している。
 また薄く、細身の剣身は振るうたびに、空を切り風が裂かれて鳴くような音を奏で、刺突を行う際にはほぼ無音となる。音を切り奏でる剣。名の由来でもある。
 この音は「音切(おとぎり)」と呼ばれ、細身で強靭な両刃剣と、その剣身に薄く刻まれた樋が生み出す独特なものである。

◇魔術武器として
 魔術性能を高める為の新たな試みとして、魔力伝導効率の良い練成金属を刃金に。魔力保持適性の高い練成金属を側金と心金に使用。反りは無いが日本刀的な構造を取っている。
 この構造により、側金や心金に魔力を蓄積。刃金に効率よく伝導させることで殺傷力・貫通力を増しつつも消耗を抑え、使い手の負担を軽減する事に成功している。
 加えて、素材そのものに術式を組み込む事によって「魔力を付与・流入させる事で術式が詠唱される」という、詠唱兵器に近い強化も施されている。
 勿論、使用者本人が任意に魔力の付与等を行う事もでき、その運用を妨害せず増幅するようにもできている。
 細身の剣身の中に幾重もの術式と技術が詰め込まれた意欲作と言える。
 なお刻まれた術式は「強度・魔力増幅・高速・加速・鋭さ」など。いわゆる「超高速戦闘用」といえるものが主体となっている。

 武器性能としては、まず元々の切れ味・強度に加え上記の構造による魔力付与が加わり「斬撃・貫通」に重点が置かれている。
 比較的軽量な刺突剣で威力を増すため、対象の防具や霊的防御ごと切り裂く、あるいは貫通して損害を与える事に特化した。
 その性能は並の魔術師では為す術なく斬り捨てられ、熟練の術師でも防御に集中せざるを得ないほど。また、所持者の反応・運動速度や精度を増す術式が織られている為に捌く事そのものが困難となっている。
 このことから重量や勢いによる破壊ではなく、勢いや速度、鋭さを利用した切断・刺突を主とする必要がある。
 性質上、「薄く強力な防御」は切り裂き貫通しやすいものの、「厚く標準的な防御」は高速で切り開くなり刺突後に所持者が魔術を行使するなりする必要があるため、過信は禁物である。が、「武器に魔力を通すだけ」で以上のような機能を得るため、必要充分どころか過剰性能という声もあるほど。
 振るう際に鳴る「音切」は特徴であり、隠された「武器」でもある。
 魔力を込め、想軌する事で超高速の斬撃を放つことができ、その際には不可視の刃を無数に(実際には、術者の想軌と力量に従って)放つことができる術式が隠されているためである。
 斬撃そのものは音速を超え、使用者の(剣士として、術師としての)力量が充分ならば連続して繰り出すことも可能である。
 放たれる刃は純粋魔力の行使であり、いわゆる「属性」を持たず火にも水にも属さない。純粋な刃、切り裂くという志向性だけを与えられた魔力である。
 が、軽減されるとはいえ超高速の動作・想軌は使用者に確実に大きな負担をかけ、濫用することは即ち自らを危機に陥れる事に等しい。搭載されてはいるが、扱いの難しい術式といえよう。
 なお、自力でそういった想軌・魔術(不可視の斬撃・一般的に空間を斬る等と呼ばれるもの)を放てる場合、組み込まれた術式がその精度と威力をより高める事に貢献する。無論、消耗が軽減できることは言うまでも無い。

◇詠唱兵器として
 柄頭に新開発の小型詠唱炉を備え、加速の術式が僅かに機能を残すほかはオミットされている。
 だが「音切」は健在であり、斬撃は放たれないまでも鳴き声は変わらない。
 詠唱炉の方式はこれまた新仕様のもので、所持者の微弱な魔力を柄から吸収、詠唱炉に送り込む事で「燃料」とし、複雑な部品からなる詠唱回路を駆動させる。いわゆるロータリーエンジンに酷似した構造を取っている。
 結果として、個人の魔力の質(錬度や能力そのもの)によらず使用でき、小型ながら高負荷・高出力環境(強力なアビリティなど)でも安定した運用が可能となっている。また、高負荷時の余剰魔力に関しても使い手を害するおそれがなく、安全に軽減して排出される。
 欠点としては低出力運用…即ち簡易なアビリティの使用には魔力の変換効率が悪く、また変換した詠唱効果の全てを殺傷力に利用する場合、原因不明の機能不全を起こすことが分かっている。

 これらの解決法として、殺傷力(パワー。攻撃力)だけでなく機動性(スピード。即ちini)へと機能を振り分け、僅かながら加速術式を起動することで高い安定性とまずまずの威力・機動力を確保している。

 なお、「音切」による遠隔攻撃を強引に発動しようとすると詠唱炉がオーバーロードを起こし、使い手の直近で余剰魔力含め強烈な爆発を起こす事が判明している(リーク・バースト。漏洩爆破/爆発)。
 致命的な現象ではあるが、ハングリー精神溢れる巫名家の技術者は「新しい術式のヒントかも」等と言って意図的に複製品を破壊させていたりする。
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雪割華(ゆきわりのはな/刀)資料。

◆雪割華(ゆきわりのはな)
薄い蒼色を帯びた日本刀。鍔は無く、僅か(数cm程度)短く作られており、抜打ち及び狭所での取りまわりに優れる。
一切の魔力を介さない場合でも鋭い切れ味を誇り、それ自身が既に名刀。これは殆どの武器に言える事でもある。

◇魔術武器として
 巫名・芹の為に製作された一振り。であるからには当然、本人の魔術特性に最も効率良く適応する。
 単純魔力を付与した場合には切れ味と殺傷力、さらに接触時には魔力を対象に浸透させ内部破壊を引き起こす。これによって、対象は物理的には臓器や周辺組織の損傷、霊的には魔力の破壊・異常変質や「遷移(この場合、対象の魔力が持ち主=芹のものとして振舞う現象。つまり対象内部から魔術攻撃を行える環境であり、元々本人の魔力であるが故に防御・回避が困難とされる)」が発生し、両面から強烈な打撃を加える事ができる。
 魔術防御のできない存在に攻撃を行うとほぼ抵抗無く、そして触れた部分が惨たらしく破壊されてしまうため、「一般的鎮圧」には全く向かない。魔力を付与しなければタダの名刀なので問題ない。
 氷の刃、という言葉を体言しており、高温より低温を付与しての使用により適性がある。冷却系の魔術を付与すれば、斬撃時に対象の魔力を一時停滞させる術式が起動すると同時に、魔力の冷気と氷刃が追撃をかける。魔力を停滞することは即ち魔術防御を不全にさせる(結界や意識的な防御の妨害)為、有力な使い手であっても特性を知らなければ一刀の元に絶命させることができる。所謂「初見殺し」といえよう。
 惜しむらくは、芹は炎と電光、そして純粋魔力関係の想軌に長けており、氷結・冷却はそれほど得意でもない事。もっとも、それを補うための特性ともいえる。

◇詠唱兵器として
 殆どの機能がオミットされる。が、これは巫名家による殆どの武器の共通点である。
 柄頭に装備された小型の詠唱炉が起動し、詠唱兵器としての機能を得る。駆動方式は縦長のタービンを回転させるもので、いわゆる「シロッコファン」を長くしたものに近い。
 この方式の場合は出力の安定、構造単純化による安全性、それらを確保することで素材選択の幅が広がり、開発費用の削減と効率化に優れる。欠点は出力が強くないことと、高出力を発揮する場合には余剰魔力が噴出し、使い手の視界や安全を害するおそれがあることである。

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