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蒼の髪と銀の雨

PBW・シルバーレインのキャラクター、「巫名・芹(b40512)」のブログです。 後ろの人の代理人(A)との対話や、SS、RP日記などを書き連ねて行きます。最新記事は右側に。シリーズごとのssはカテゴリに。雑多なものはそれぞれカテゴリにちらばっています。                                                                                                       ―― 一人の努力で、なにものにも耐える礎を築けるだろう。しかし、誰かと共にあれば、その上に揺るがぬモノを建築できるのだ。…しかも楽しい――「音楽の先生」

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響蒼歌。蒼き魂の見た夢。


――音。
声、風の音、水の音、燃焼する音、風を切る音、鍋で煮込む音、足音、包丁がまな板を叩く音、鍋の蓋を閉じる音。

――音。
呼吸音、地面を踏みにじる音、風を切る音、刃が肉を裂く音、血液が乾いた地面に染み込む音、魔術の起動音、飛翔する魔弾の音。

 いくつもの音が巡っては消え、消えては別の音が来る。

――そして、弦を弾く音。

 それらは必ずしも明るいものでは無く。

―あるいは大切な友人との談笑。
―あるいは忌まわしき日々の回想。

 それは、もしかしたら。

―手にかけた幽鬼の断末魔。
―幼い頃受けた、「常識」からの圧力。

 本来あった筈の役割を、忘れさせないために。
 あるいは、忘れぬために。

―自身を苛む自身の声。
―安息に訪れる、自問の声。

 夢で、語って聞かせるのかもしれない。
 夢で、暗唱する様に確認するのかもしれない。

―笑え。
―唄え。
―奏でろ。


――忘れられる、逃げられるなどと思うな。


 しかし目覚めた頃には記憶に無く。
それらは、唯心と身体を重くさせる。
原因の無い、鬱々とした感覚。


――忘れるな。お前が自分の意思だと思っているそれは、我々がそうするよう仕組んだものなのだ。


「おはようございます」
そう言う彼女の表情は、いつもと同じ笑顔だった。

 何も変わらない日常。
ただ一つ、心だけが冷えてゆく。
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回顧録。悔恨、あるいは逃避。 | HOME | 現行時流。過ぎた日々の偶然・潜んでいた意図。

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